外壁を塗り替える目的って?

私たちが普通に生活していて、施主様が外壁の塗り替えを意識することはほとんどありません。多くは営業会社からの飛び込み営業や近隣のお宅が外壁の塗り替えを行って、きれいによみがえった外観を目の当たりにしたことで考え始めるのがほとんどです。

では、外壁の塗り替えは何のために行うのでしょうか? 

外壁の役割

外壁は家の見た目を大きく左右します。新築当初きれいだった外壁も年月が経つとともに汚れてきたり劣化してきます。汚れは古さを感じさせ、家の価値も低下してしまいます。

外壁を塗り替える目的?

一方で家の外と中を隔てる壁として雨や風を防ぎ、また外からの音を遮断し快適な空間を作り、逆に中から外への生活音の遮断なども含めプライバシーを守る役割があります。

普段意識しない外壁ですが、実は環境の変化に合わせかなり高機能化しています。 温暖化の影響で夏には毎年最高気温を更新するほど熱くなったり、大気汚染等の環境問題で酸性雨が増加したりオゾン層の減少で有害紫外線が増加している話は聞いたことがあるのではないでしょうか。

こういった環境の変化に対応し遮熱効果がある外壁塗装や防汚効果の優れたもの、紫外線に強いものなど、家を長持ちさせるために優れた塗料素材が増えてきています。

外壁塗装の塗り替えの必要性

外壁の塗装の塗り替えについてはあなたの肌に塗る日焼け止めクリームを想像していただくとわかりやすいでしょう。日焼け止めクリームを塗ることで肌は紫外線から守られます。

しかし、朝出かける前に塗った日焼け止めクリームも日中の日差しや汗で落ちていき、日焼け止めの効果もなくなっています。

外壁も同じといえるでしょう。耐久性に優れた塗料も出てきているものの、その効果は不変ではありません。新築時に塗った塗装は年月とともに塗膜が劣化していきます。亀裂が入った個所から雨水などが浸透していくと、壁自体を傷ませてしまうことになります。

そうなってからでは外壁塗装の塗り替えだけでは済まなくなってしまうのです。

まとめ

外壁塗装は家本体を守る砦です。人間の健康も同じですが、症状がひどくなる前に定期的にメンテナンスするほうがトータルコストも安く、長持ちするのです。
中古で戸建てを買った場合でも、新築を建てた場合でも外壁塗装の耐久性が切れるタイミングで塗り替えをしていきましょう。