外壁のひび割れは劣化のサイン!?現れる症状や原因と補修方法

外壁塗装 公開日:2023/11/13

外壁のひび割れは劣化のサイン!?現れる症状や原因と補修方法

建物の外壁は年月の経過と共に劣化が進み、場合によってはひび割れが生じることもあります。放置していると重大な症状に見舞われるおそれがあることから、小さなひび割れであっても速やかな対処が欠かせません。

この記事では外壁が劣化する原因やひび割れによる症状、補修の正しい方法や劣化を防ぐ塗料の種類についてお伝えします。

外壁が劣化する原因とは

外壁はどのような構造であってもほぼ確実に劣化すると言っても過言ではありません。それは外壁を劣化させる原因が太陽光にあるためです。

太陽光に含まれている紫外線と熱はさまざまな建造物を徐々に劣化させます。特に強い日差しが当たる部分は劣化が著しく、建材によっては細かくひび割れてぼろぼろになってしまう可能性も否定できません。

同じ方角を向いている外壁でも日陰になっている部分はやや劣化しにくい傾向にありますが、これは日陰になっていることで紫外線や熱の影響が軽減されているためです。

太陽光以外では風雨も外壁を劣化させる原因になります。汚れを含んだ雨水や埃まみれの風が当たることで微小な傷が生じ、そこから劣化が生じるのです。

鳥などの小動物が出した排せつ物や植物の汁、生活排水なども外壁に傷みをもたらすので注意が必要です。

外壁が劣化することで現れる主な症状

建物の倒壊に繋がるひび割れ

ひび割れは外壁の劣化でよく見られる症状です。多少古い建物なら大小を問わずひび割れが生じていることがあるので軽視しがちですが、さまざまな劣化を新たに引き起こすほか、外壁の耐久性を著しく損なうので非常に危険な症状といえるでしょう。

小さなひび割れを放置すると次第に大きくなり、遂には外壁が剥がれ落ちたり建物が倒壊する可能性もあります。また、ひび割れが生じた部分にカビやコケが発生するケースも少なくありません。

白い粉が生じるチョーキング

チョーキングは外壁塗装に使われた塗料に含まれている顔料が劣化することで起こる症状です。白亜化現象とも呼ばれ、チョークのような白い粉が壁一面に生じます。

外壁の劣化で最初に現れる症状ともいわれているチョーキングは塗料の耐用年数が過ぎた頃に発生することが多いので、白い粉が確認できたら塗り替えの時期と言えるでしょう。

見栄えが悪くなる色褪せ

色褪せは外壁の塗装面が劣化し、色合いが悪くなった状態です。見栄えが悪くなるだけではなく、塗装による防水効果が低下した証でもあるので水濡れによる傷みに注意しなければいけません。

色褪せは太陽光が強く当たる部分ほど生じやすくなります。

外壁の劣化の補修方法

外壁がどの程度劣化しているかを判断するにはプロの業者に調べてもらうのが確実な方法です。劣化の症状や大きさによって最適な補修方法が異なるので、建物の耐久性を保つためにも適切な方法で行う必要があります。

外壁の補修でもっとも一般的に行われる方法はシーリング材と塗料の併用です。

ひび割れの補修を例にした場合、ひび割れが生じている部分をシーリング材で塞ぎ、その上から塗装を行います。シーリング材と塗料の皮膜の両方で傷んだ部分を保護し、劣化の進行を防ぐのです。

劣化した部分が大きく、シーリング材や塗料の皮膜だけでは補修が難しい場合は重ね張りや張り替えを行うことがあります。重ね張りは傷んだ外壁の上から新しい外壁を張る補修方法です。

張り替えは傷んだ外壁を取り除いてから新しい外壁を張ります。それぞれ長所と短所があるので慎重に判断しなければいけません。

外壁の劣化を防止するには?

外壁の劣化はどのような建物にも起こる不具合なので完全に防ぐことはできません。そのため、劣化を防止するよりも劣化の進行を遅らせるのが現実的な対処法になります。

外壁に塗装を施すのが効果的な方法ですが、塗装による皮膜も太陽光や風雨によって次第に劣化するので定期的な塗り替えが欠かせません。

常に塗料の皮膜を良好な状態にすることで刺激を緩和し、外壁の傷みを軽減させることが可能になります。

塗装以外には太陽光や風雨が当たらない遮蔽物を作る方法がありますが、採光性が大きく損なわれるほか、地域の景観を損ねる可能性もあるので現実的な方法とは言い切れません。

遮蔽物そのものも太陽光などで劣化が生じることから外壁と同様にメンテナンスが必要になります。

劣化しにくい加工が施された建材で外壁を作る方法もありますが、建物のデザインが限られるなど欠点もあるので慎重に判断します。

劣化しにくい外壁の塗料

外壁の劣化を防ぐには定期的な壁の塗り替えが欠かせませんが、その際に用いる塗料の質が仕上がりの良し悪しを左右します。

劣化しにくい高品質の塗料なら色褪せしにくく、防水性も長持ちするので外壁の状態を良好に保つことが可能といえるでしょう。

塗料の劣化は色褪せの程度で決まるといわれていますが、この点については塗料そのものの性質よりも色合いが影響します。

同じ塗料でも色によって色褪せが生じやすい、生じにくいの違いがあるので、劣化しにくい塗料を選ぶなら色の選択が重要です。

赤色や黄色、紫色は紫外線の影響を受けやすく、色褪せが生じやすいので外壁塗装には不向きです。劣化を防ぐならこれらの色は避けるのが賢明でしょう。

逆に色褪せが生じにくい色は白色、黒色、青色です。これらの色は紫外線の影響を受けにくく、強い日差しを浴びても色褪せしにくいので外壁塗装に適しています。

一方で白色や黒色は汚れが目立ちやすいのでこまめな清掃を忘れてはいけません。

まとめ

今回は外壁が劣化する原因や劣化によってどのような症状が現れるかについてお伝えしました。

建物の外壁は年月の経過と共に劣化が進むことは避けられません。劣化による症状を放置することでさまざまなリスクもあるため、小さなひび割れであっても速やかな対処が欠かせません。

定期的な点検をおこない、万一、ひび割れなどの劣化による症状が見られる場合は、早めに対処するようにしましょう。

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