屋根塗装の施工期間の目安と工程ごとに要する日数

屋根塗装 公開日:2022/04/12

屋根塗装の施工期間の目安と工程ごとに要する日数

屋根は最も直射日光や風雨にさらされる箇所ですので、こまめなメンテナンスが必要です。

適切な間隔で屋根塗装をすることで耐久性を維持することが可能ですが、施工期間がどれくらいかかるのか、どんな工程をこなすのかがわからなければ計画も立てにくいでしょう。

そこで今回は、屋根塗装の施工にかかる期間や所要日数についてお伝えします。

屋根塗装の施工にかかる期間

屋根塗装の施工にかかる期間は、通常施工する物件の坪数によって異なります。また、費用削減のために屋根と外壁の塗装を一度におこなうケースが多く、その場合には外壁塗装に要する期間も含むため、さらに長期に及びます。

とはいえ、作業工程自体は坪数に関係なく共通していますし、屋根塗装の場合は塗装面積が多少広くなってもそれほど大きな差にはなりません。

一般的な住宅は延べ床面積が30~40坪程度ですが、この場合大体10~14日程度を目安と考えておきましょう。また、5~6戸程度の集合住宅であれば、14~20日程度を要します。

この期間はある程度余裕を持たせた日数になっていますが、屋根塗装は複数回塗装を繰り返す必要があります。その都度塗料が乾くまでの期間が必要になるので大幅に工期を短縮することはできません。

なお、これはあくまでも目安であり、塗装する物件の現状や天候などの条件によってはさらに期間を要するケースもあります。計画を立てる際には、目安よりもさらに余裕のある日数を想定しておきましょう。

屋根塗装の工程と日数

屋根塗装は複数の工程があり、それぞれに最低限の所要日数が決められています。以下に工程ごとの日数を見ていきましょう。

足場の設置

安全かつ丁寧な仕上がりのために足場や飛散防止シートの設置を行う作業で、1~2日程度で終了します。

屋根の洗浄

足場が完成したら、古い塗料や汚れを落とすために水で高圧洗浄をする作業です。
仮に住宅に深刻な被害を与えるような劣化などが見つかった場合にはその部分を補修する作業が含まれますが、特に問題がなければ半日から1日程度で終了する工程です。

下地処理

屋根の洗浄で劣化が見つかった場合に追加で行われる工程で、劣化している箇所を補修します。確認するだけでも1日程度はかかりますが、補修が必要になった場合には状態や面積によって数日程度を要します。

下塗り

屋根以外の箇所に塗料が付着しないようにシートなどで保護する養生を行った後、塗料をより密着させるための下塗りを行います。養生も含めて、所要日数はだいたい1~2日です。

中塗り・上塗り

塗料の性能を長持ちさせつつ厚みのある仕上がりにするために、仕上げ用の塗料を2回に分けて塗ります。
1回目を中塗り、2回目を上塗りと言い、完全に乾燥した状態でもう一度塗る必要があるため、最低でもそれぞれ1日ずつかけてしっかり塗料を乾かします。

縁切り

屋根材同士の隙間が塗料でふさがれている場合、目視と手作業でこれらを切り離すのが縁切りです。この工程に1日、さらに点検と足場の撤去で1~2日を要します。

屋根塗装の期間が延びるケースとは

屋根塗装はそれぞれの工程で期間がある程度決まっていますが、不測の事態によって予定よりも伸びてしまう可能性もあります。以下に代表的な原因について見ていきましょう。

悪天候

施工期間が延びる原因として最も多いのが、雨や台風、雪などの悪天候です。

屋根塗装は足場の設置や3度にわたる塗装など、天候が良くなければ進められない工程が非常に多いです。

そのため、雨の多い梅雨時期や台風の多い秋ごろ、積雪の可能性がある冬場は長めに期間を見積もっておいた方が良いでしょう。

劣化が予想以上にひどい場合

屋根塗装を行う前に、洗浄をして屋根の状態を確認する工程で、劣化が予想以上にひどく、補修しなければならない箇所が多い場合にはその作業に日数を取られてしまいます。屋根の面積が大きい住宅では、補修だけで数日から1週間前後かかる可能性もありますので、塗装の間隔があいている場合は要注意です。

特殊な塗料を使用する場合

屋根の塗料には様々な種類があり、在庫がなく取り寄せが必要なもの、通常とは異なる塗装方法が必要なものなどを選んだ場合には、一般的な見積もり期間よりも時間を要するケースがあります。

屋根塗装の期間を短縮する方法はある?

屋根塗装はその都度きちんと乾燥させて必要な回数塗装するのが、耐久性があって美しい仕上がりになる最善の方法です。

しかし、場合によっては仕上がりを重視しながらできるだけ期間を短縮させたいと希望する人も少なくありません。

そこで、以下に品質を落とさずに期間を短縮する方法を見ていきます。

乾燥しやすい塗料を選ぶ

屋根塗装で最も人手を要しない時間は、塗料が乾燥する期間です。この間は他の作業をすることもできないため、乾燥するまでの時間を短縮できれば大幅な工期の縮小につながるでしょう。

きちんと乾燥させることができ、さらに仕上がりに十分満足できる塗料もありますので、時間短縮を優先させたいときは業者に相談してみましょう。

作業人数を増やす

施工に要する時間を短縮するには、それだけの人員が必要です。多少コストはかかりますが、人数を増やして対応してもらうことで塗料の乾燥以外で要する時間の短縮が可能です。

作業しやすい環境づくり

たとえば、足場周辺の荷物などを片付けておいたり、養生する壁や窓の周りの飾りを取り除いておいたりするだけでも作業がはかどります。自分でできる時間短縮なので、ぜひやっておきましょう。

まとめ

今回お伝えしたように、屋根塗装の施工期間は条件によっても異なりますが、おおよその工程の流れとそれぞれの所要日数を把握しておけばスケジュールを立てる上でも便利です。

できれば、信頼性のある業者に依頼して日数と手間をかけて施工したほうが安心ですが、どうしても時間がないときには時間短縮のコツを参考にするのもよいでしょう。

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