外壁の補修が必要な目安は?修理にかかる費用やDIYのリスク

外壁塗装 公開日:2022/03/15

外壁の補修

建物は土地と違い、経年劣化するという宿命にあります。家を長持ちさせたいのであれば、定期的に補修や修理することが大切です。

特に人目につきやすい外壁の補修は重要です。また、外壁の補修は自分で行う、いわゆるDIYも可能ではありますが、さまざまなリスクもあります。

この記事では、外壁の補修が必要となる目安や業者に依頼した場合の費用、DIYで行うメリットやデメリット等を解説します。

外壁の補修や修理が必要な場合とは

外壁の補修や修理は通常であれば、10年から15年を目安に行う必要があるといわれます。外壁は毎日雨や風にさらされているため、徐々に傷んだり汚れてくるからです。

クラック

特に外壁に発生しやすいのが「クラック」と呼ばれるひび割れです。クラックは放っておくと、家の劣化を早めることにつながります。

クラックが発生する原因は、建物の経年劣化にあります。まずは外壁に小さな隙間が出来、放置するとだんだん大きくなっていくのです。すると、そこから雨や湿気が入り込んでしまい外壁を劣化させます。

このような状態になると、家にカビやコケが発生する可能性が高まります。その為、そうなる前に手を打つことが大切なのです。

チョーキング

他にも、チョーキングと呼ばれる現象があります。これは、外壁を手で触ったときに手にチョークのような白い粉が付く現象です。これが発生するようになると、外壁補修の時期に当たるといわれます。

チョーキングは、10年以上が経過した外壁に起こりやすいのが特徴です。それくらいの年月が経過すると他にも錆や傷、へこみなどが発生することも考えられます。

外壁の補修や修理にかかる費用

外壁の補修にはさまざまな方法がありますが、内容によって費用相場が異なります。

クラックの補修費用

たとえばクラックの補修であれば、1か所当たり1万円程度の修理費用が掛かります。しかし大きめのクラックの場合であると、数万円から10万円くらいになる場合もあります。

コーキングの補修費用

外壁のコーキングの劣化を補修するのであれば、1平米あたり1,000円程度の費用が一般的です。

サビの補修費用

鉄の部分に発生した錆の除去であれば、1平米あたり200円から2,000円位を見積もっておきましょう。

穴やへこみの補修費用

壁に空いた穴の補修や、へこみの修繕であれば1か所あたり、1万円から6万円くらいで修理が可能です。

チョーキングの補修費用

前述したような、チョーキング現象の補修に関しては、部分的に修理することは難しいため、その多くは「全面補修」になります。その際には、1平米あたり、数千円の費用で外壁を綺麗にすることができます。

 

また、補修費用に加えて、「足場代金」が上乗せされることもあるため注意しましょう。見積書を取った場合には、その金額が含まれているのかもチェックすることが大切です。

外壁補修するときの工事内容

外壁補修の工事内容には、大きく分けて2種類あります。一つは外壁全面を補修、修理する方法と、もう一つは部分的な補修を行う方法です。

全面補修

全面補修の場合には、足場を組んだりして比較的大がかりになるため、一般的な戸建て住宅の場合でも、数週間の工事日程になることが多いです。大きめの建物で修理箇所が多い場合には、数か月の日数を要する場合もあります。

その際には補修箇所の修理とともに、外壁の全面的な塗りなおしや、サイディング貼りなども行います。全面補修では日数がかかるのに伴い、費用もその分高くなることも念頭に置きたいものです。

部分補修

それに対して、部分補修は比較的簡易的なものになります。特に外壁に発生しやすいクラックの補修や、さびなどが発生した時に行うことが多いです。

全面補修と違い足場を組むことなく行う場合もあります。そのため、比較的短期間で完成させることができ、費用も全面補修に比べると割安になります。

ただ、チョーキングの補修のように、部分補修が不可能なものもあることを知っておきましょう。

外壁の補修は自分でできる?

中古住宅のリフォーム等をする際に専門業者に依頼せず、自分で行うことを「DIY」と呼びます。

外壁補修をDIYで行うメリット

DIYを行うメリットは、まず業者に依頼した際の費用が掛からないということです。外壁補修の場合にもDIYで行えば、費用はペンキ代だけでほぼ済ますことも可能です。

外壁補修をDIYで行うデメリット

部分的な補修なのであれば、DIYでもできないことはありませんが、知識がない方が行う場合には、外壁に支障が生じた原因などを突き止めることが難しい場合があります。

そのため、根本的な解決に至らないことも考えられます。最悪の場合には、補修の行い方を間違えると、さらに外壁の劣化を悪化させる事態にもなりかねないのです。

外壁補修をDIYで行うリスク

外壁塗装は高所での作業もあるため、転落などのリスクが伴う可能性も考えられます。さらに、夏場であれば長期間の作業により、熱中症などに陥る恐れもあります。

このように、部分的な作業であっても、外壁の補修には専門家に任せたほうが、よい場合もあります。費用は掛かりますが、安全に安心して補修することできるでしょう。

まとめ

外壁補修は家を長持ちさせるために、定期的に行うのが原則です。新築の家を購入した場合には、10年程度経過したら行うのが理想的です。

修理費用を浮かせたい場合にはDIYで行うという選択肢もありますが、さまざまな危険やリスクも考えられます。費用はかかりますが、専門の業者に依頼したほうが、リスクなく、確実に補修作業を完成させることができるでしょう。

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